「肉」
詩・曲/秋寿々 編曲/猫部
CD「ねこうた」収録
sample音源アリ
肉を食って 肉を食って 肉を食って 肉を
いつのまにか いつのまにか いつのまにか １人
水を飲んで 水を飲んで 水を飲んで 水を
いつのまにか いつのまにか ここには僕１人
久しぶりに日の光を見た少年は気を失って
大人たちはこれ幸いと少年を運び出した
少年は記憶を失い事は丸くおさまったかに見えた
「暗い暗い洞窟の中で 自らの友人の肉をむさぼり食い生き延びた少年がいました。
大人たちの手によってやっと助け出された少年の手には
半ばくさりかけた少女の片腕がしっかりと握られていたということです。
愕然とした大人たちは、しかし、少年の将来を想い事件を闇に葬り去ったのでした。」
暗いとこは 暗いとこは 暗いとこは キライ
狭いとこも 狭いとこも 狭いとこも キライ
鶏の肉も 豚の肉も 牛の肉も キライ
なんだか変 なんだか変 僕の味覚は変
何を食べても満足出来ない少年は不思議に思い
よせばいいのに催眠術で自分の過去を引きずり出した
少年は記憶を戻し世界はすべてはっきりしたかに見えた
「自分が２人もの友人を食べてしまったことを知った少年は その罪を償おうと心に決めたのでした。
可愛いあの子の遺体さえも見つからなかったと 悲しみにくれている遺族たちに
陰ながらのお詫びをしようと心に誓ったのでした。
しかし、１度覚えた其の味の正体を知ってしまった彼は
とうとうその魅力に抗い切れなくなったということです。
少年はいつのまにやら姿を消し、以後彼の姿を見ることはありませんでした。」
memo
ライブ時にはこの詩の続きとなる「語り」等もある、ストーリー性の高い曲。
今後も話は展開して、いく？
ライブではひづの白目が必見。
